ページ内容を端的に説明する文章を記述するmeta descriptionは、直接的なSEO効果はないと言われていますが、検索結果でユーザーにページ内容を伝える重要な役割があります。
タイトルだけでは把握できないページ内容を説明できるので、クリック率に大きく貢献するmeta descriptionですが、設定しているにも関わらずGoogleの検索結果に反映されない場合があります。
この記事では、meta descriptionが上手く反映されない時の対処法やGoogleに好まれるmeta descriptionの記述方法を紹介します。
meta description(メタディスクリプション)とは
meta descriptionとは、metaタグの一つで日本語だと「説明」という意味です。その言葉通り、ページ概要を説明するもので検索結果ではタイトルの下に表示される説明文となります。
Googleの検索結果には、タイトルやURLが表示されますが、それだけではページ内容が把握できない場合があります。そんな時にページ概要やコンテンツ内容を端的に説明したディスクリプションが存在すれば、ユーザーがそのページをクリックする可能性を高めることができます。
SEOには直接的な効果はないとされていますが、検索キーワードが含まれている場合、ディスクリプション内のキーワードは太文字で表示されるのでユーザーの関心・興味を引くことができます。
ですから、ページを作成する場合は、SEO対策効果は薄いですが、ユーザーのクリック率を高めるためにmeta descriptionの記述を行うことをおすすめします。
meta descriptionを記述しない場合どうなるか
検索エンジンは、検索キーワードと関連性の高い説明文(スニペット)を検索結果に表示させたいと考えています。したがって、ページ内容を説明する文章がない場合は、ページ内の文章から検索エンジンが勝手に検索キーワードにマッチしていると判断した文章がスニペットとして検索結果に表示されることになります。
または、検索エンジンが自動生成した説明文が表示されることになります。その場合は、意味不明な文章となり何のページかユーザーに伝えることが難しくなる場合があります。
反映されない理由
meta descriptionがgoogleの検索結果で反映されない主な原因を紹介します。
1. meta descriptionをgoogleは適切だと判断していない
meta descriptionを設定すれば必ずしも反映されるというわけではありません。
ページ内容について述べている文章ではないと検索エンジンが認識した場合は自動生成されてしまいます。ですから、meta descriptionには、設定するページ内容に関係がないことは書かないようにすること、またキーワードなどの羅列を避けるべきです。
meta descriptionが反映されない場合は、ページ内容の説明文が記述できているのかを確認してみましょう。
2. Googleがmeta descriptionの変更を認識していない
ページ内容の変更を検索エンジンはリアルタイムで検知することは出来ません。ページ内容を正しく認識するために検索エンジンのロボットであるクローラーがサイトを巡回しています。したがってmeta descriptionを記述したとしてもクローラーがサイトを訪れない限り検索結果に反映することはありません。
ページを公開した際にmeta descriptionを記述していなかったとして、あとで追加した場合は、検索エンジンに認識してもらうためにGoogleの提供している分析ツールSearch Consoleからクロールの申請を行うか、外部リンクを増やすことでクローラーが訪れる頻度を高める必要があります。
ページを作成する際は、なるべく公開するときにmeta descriptionの記述も済ませておくと後から設定する必要がありません。
ページ公開の前にmeta descriptionを記述しているかを確認しましょう。
3. meta descriptionの重複
ワードプレスを使用してサイトを作成・運営している場合はプラグインを使用するケースがあります。meta descriptionを設定するのに便利なプラグイン「ALL in ONE SEO」を使用しているユーザーも多くいるでしょう。
しかし、ワードプレスのテーマの中には、ブルームやコクーンといったすでにデフォルトでSEO対策が施されているテーマもあります。
meta descriptionが複数存在することが原因で、検索結果に表示されなくなっている場合があるので、ソースコード内にmeta descriptionが複数存在しないか確認してみてください。
また、使用しているテーマの設定でmeta descriptionの設定を確認することをおすすめします。不要な場合はALL in ONE SEOを無効化するのも良いでしょう。
反映されない時の対処方法
残念ながら100%確実にディスクリプションを検索表示に反映させる方法は存在しません。しかし、反映されていない際の対処方法は存在します。
meta descriptionが反映されていない場合はまずソースコードを確認しましょう。meta descriptionに記述している内容が設定した文章であるかを確認してください。
設定した文章が記述されている場合は、検索エンジンのクローラーがまだ変更内容を認識していないことが考えられるので、クローラーが訪れるようにSearch Consoleでクロールの申請を行います。
待てど暮らせどmeta descriptionの内容が変更されない場合は、検索エンジンがmeta descriptionに記述された内容が適切ではないと判断している可能性が高いので、検索結果の説明文が変更されていると考えられます。その場合は、再度ページ内容に沿ったmeta descriptionを新しく作成してください。
また、meta descriptionの内容が適切だったとしても文章量が多い場合は、検索エンジンによって説明文が省略されることがあります。meta descriptionの最適な文字数は120文字程度といわれているので、その文字数を目安に再度説明文を書き直してみてください。
最適なmeta descriptionの記述方法
meta descriptionを記述する際に心がけておくと役に立つ情報をまとめました。
文字数について
meta description内の文字数は120文字程度と上記でお伝えしました。120文字以下であれば何文字でも良いわけではなく、極端に文字数が少なければ説明文を読んだユーザーが「説明文が少ないということはページ内容も薄いのかもしれない」と考える恐れがあります。また、120文字を大幅に超えてしまうと検索エンジンに省略されてしまいます。
さらに、パソコンとスマホでは、ディスクリプションで表示される文字数が異なります。パソコン画面の場合は120文字程度ですが、スマホ画面では80文字程度となっています。
ですから、meta descriptionを記述する際は、後半部分が省略されても良いようにユーザーに必ず伝えたい内容は前半部分に記述する必要があると言えるでしょう。
キーワードについて
特定のキーワードで上位化を目指すからといって、キーワードを過剰に含むことは控えましょう。何度も同じキーワードを使用したり、いくつものキーワードを含んで文章内容が支離滅裂になってしまうことは避けるべきです。
キーワードの詰め込みすぎは、ユーザーが説明文を読んだ際に魅力に感じることもありませんので、クリック率を低下させる恐れもありますし、怪しいサイトだと判断される可能性もあるので、キーワードは1つか多くて2つほど含むだけにすることをおすすめします。
meta descriptionの文章が思いつかないときは、、、
文章を考える時に一番重要なのは、ユーザーにどのようなキーワードでアクセスしてほしいか考えることです。たとえば「SEO 初心者 方法」というキーワードで検索しているユーザーのアクセスを狙うのであれば、そのキーワードで検索したユーザーの関心を惹きつけるmeta descriptionが必要です。
ユーザーに「このページには自分が求めている情報が載っている」と思ってもらえるようなmeta descriptionを考えましょう。
まとめ
Googleの検索表示で確実にmeta descriptionの記述を反映させる方法は存在しません。しかし、今回紹介した反映されない際の理由や対処方法を試していただければ反映される可能性を高めることはできます。meta descriptionを最適化してよりユーザーがページを訪れるように取り組みましょう。