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URL・ドメイン変更の際にSEO目線で気をつけるポイント

2021.06.07

サイトを新しくする際には、サーバーの移転やURL・ドメインの変更を行う場合があります。その際に、せっかく新しいサイトが出来上がっても変更後に順位が下落したりアクセス数が少なくなることがあります。

時には、その落ち込みが大きく取り返しがつかない結果となることも。一度落ち込んだ場合は、比較的すぐ回復するケースもありますが、順位やアクセス数を戻すのに数年間かかってしまうケースも普通にあります。

この記事では、サーバー移行や、URL・ドメイン変更の際に行っていただきたい順位やアクセス数を落とさないためのSEO対策をご紹介します。

サイトをリニューアルする際は、ぜひご参考になさってください。

URL・ドメインを変更するときによくある影響

URL・ドメインを変更する場合、SEOに関して大きな影響があります。

なぜならURL・ドメインは「インターネット上の住所」の役割があるからです。変更してしまうと別住所となり、サイト内容やサイト運営者が同じでも、別サイトと認識されてしまいます。

したがって、適切な対処を行わなければ、これまでの住所で得た検索エンジンからの評価は新しいサイトに引き継がれることがないので、検索順位に影響が出るというわけです。

また、これまでサイトに訪れていたユーザーが変更前のサイトから変更後のサイトへ移動できる導線を確保していない場合、アクセス数が落ち込む原因となります。

URL変更の際に有効な対策

新しいサイトを作成した際に、検索エンジンの評価も受け継ぎ検索順位に悪い影響を与えないための方法を順番に紹介します。

1. 新しいページへの301リダイレクト

URLを変更した際には、古いページから新しいページに自動的に移動する301リダイレクトを設定する必要があります。

この設定を行うことで、検索エンジンに「インターネット上の住所変更」を伝えることが出来るので、URL・ドメインが変更してもこれまでの評価を引き継ぐことができます。

リダイレクトには、301リダイレクトと302リダイレクトの2種類があります。完全に昔のページから新しいページに移転した時は301リダイレクト、一時的な移転の場合は302リダイレクトと使い分けることができます。

このリダイレクト設定は、「.htaccess」という制御ファイルを使用します。
ページ単位でのリダイレクト設定もできますし、ディレクトリ単位でのリダイレクト設定もできます。

サイト内に何百何千というページが存在しない限り、手間のかかる作業となりますが、URL・ドメインを変更する際は、ディレクトリ単位でのリダイレクトではなく、ページ単位でのリダイレクトを行うことをおすすめします。

関連記事:301リダイレクトの確認方法と設定方法

2. 変更したことを解析ツールでも伝える

WEBサイトのドメイン自体を変更した際は、Googleの提供している解析ツールAnalyticsやSearch Consoleでも新しいURLを設定しましょう。

Search Consoleのアドレス変更ツールを使用することで、検索エンジンにドメインの変更を通知することができるので、新しいドメインを使用してサイトを作成する場合に役立ちます。

URLの変更の際に気をつけなければいけないポイント

URL・ドメインを変更する際の注意点を紹介します。

301リダイレクトの設定について

新しいURL・ドメインに評価を引き継がせるためのリダイレクト設定を行います。
しかし、リダイレクト設定は正しく行わなければ、検索結果に重大な悪影響を与える可能性があります。

注意したいポイントは以下の2点となります。

  • リダイレクト先のページ
  • ステータスコードについて

リダイレクト先

リダイレクト先の新しいページは過去ページの内容に合っているかは重要です。すべての古いページのリダイレクト先を新しいサイトのトップページに設定することなく、時間と手間はかかりますが、可能な限り1ページから1ページへのリダイレクト設定を心がけましょう。

ステータスコードについて

リダイレクト設定を行った後は、正常に動作しているのかHTTPステータスコードチェッカーなど確認ツールを使用して、リダイレクトが機能しているのか確かめましょう。

内部リンクを新しいURLに変更

新しいサイトを立ち上げるのにほとんどの場合は、古いサイトで使用していたコンテンツをコピーして、そのまま使用することがあります。

その際に、注意するポイントとして古いコンテンツに含まれている内部リンクです。古いURLの内部リンクがそのまま設置されてしまう場合があるので、内部リンクも新しいURLに書き換えることを忘れないようにしてください。

古いURLが内部リンクに設置されていたとしても、リダイレクト設定が正しく行われている場合は、新しいURLに移動することはできます。しかし、古いURLが挟み込まれることにより、余計な移動時間がかかってしまいます。

検索エンジンはページが表示するスピードを評価基準にしているため、内部リンクを新しいURLで書き込み、ユーザーがよりスムーズに移動できるように設定することをおすすめします。

404ページを用意する 不要なページについて

サイトをリニューアルした際には、不要なページが出てくる場合があります。

その場合は、リダイレクトするページがない状態となります。サーバー側が準備する404エラーのメッセージだけでは、サイトを訪れたユーザーはどこに新しいサイトが存在するのかわかりません。そうなれば、新しいサイトのアクセス数が減る原因となってしまいます。

そのためにも、新しいサイト側でページが存在しない場合にオリジナルの404ページが表示されるように設定することが重要です。

オリジナルの404ページには、最低条件として以下の2点を記載してください。

  • 調べたURLが存在しないこと
  • 新しいサイトのトップページのリンク

こちらを明記すると、新しいサイトへの導線を伝えることができるので、ユーザーの離脱を防ぐことが可能となります。

Googleのクローラーが巡回できる設定になっているか

新しいサイトを作成する場合は、段階的に何度も公開テストを行います。

テスト段階で検索結果で公開したくないページは検索エンジンに認識されないように「robots.txt」というクローラーの巡回を制限するファイルを使用します。

このファイルが存在している以上、検索結果に対象ページが公開されることはありません。サイトが出来上がった後は、「robots.txt」の設定を解除しないと、いつまでたっても検索エンジンに認識されない状態が続きます。

ですので、「robots.txt」の解除を忘れないようにお願いします。

まとめ

URLの変更、ドメインの変更、サイトの移行は、今後のサイト運営において明暗が分かれるとても大切な作業です。

今回説明させて頂いたURL変更の際に行うSEO対策を確認していただき、これまでのサイトパワーを引き継ぎ、検索順位やアクセス数に悪影響が及ばないように対応してください。

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