LINEは誰もが自由にコミュニケ―ションが取れる便利なサービスで、快適に利用できるように悪質な嫌がらせの防止策として通報機能が標準搭載されています。
この通報機能を利用するとLINE運営がアカウントを調査して、あまりにも悪質だと判断した場合は、嫌がらせを行っていたアカウントを凍結・利用停止にします。
この記事では悪質な嫌がらせを受けた際に相手のアカウントを凍結・利用停止させるための通報機能を利用する方法を紹介します。嫌がらせを受けて困っているという人はぜひご参考になさってください。
LINEで悪質なアカウントを凍結・利用停止にする際の通報方法まとめ
LINE上で悪質な嫌がらせを続けるアカウントが現れた際に、アカウントを凍結・利用停止にする為の通報方法を以下にまとめました。
- 友達登録していないアカウントからのメッセージ
- 「知り合いかも?」に表示されるアカウント
- 友達との「1対1トークルーム」
- 「グループトークルーム/複数人トークルーム」
- 特定のメッセージ
- プロフィールページ
- タイムラインの投稿
- ディスカバーの投稿
- オープンチャット
- クリエイターズスタンプ
友達登録していないアカウントからのメッセージ
LINEは友達登録していないアカウントにもメッセージが送ることができてしまうので、知らないアカウントからメッセージが届くことがあります。
メッセージの内容で気分を害したり、悪質だと感じた場合は素早く通報しましょう。
友達追加していないアカウントとのトークルームには、「追加+」「ブロック」「通報」のアイコンが表示されるので、その中から「通報」を選択することで簡単に通報することができます。
通報する際にLINE運営に理由を伝える必要があるので、以下の選択項目から該当するものを選びます。
通報しても必ず、凍結・利用停止になるかは不明なので、通報後は相手をブロックすることをおすすめします。
- スパム・宣伝目的
- 異性交際・出会い目的
- 迷惑行為
- その他
さらに、通報する際にはこちら側から以下の情報をLINE運営に提出することになります。
- 直近で送受信したメッセージ(10件)
- 通報するアカウント情報(アカウント名、アイコン画像、ステータスメッセージ等)
- 通報したアカウント情報(アカウント名、アイコン画像等)
「知り合いかも?」に表示されるアカウント
LINEのホーム画面「友達」をクリックすると友達登録していないアカウントが「知り合いかも?」で一覧表示されます。ここに表示されているアカウント名をクリックするとプロフィールページが開きます。
友達登録されていないアカウントのプロフィールページには「通報」アイコンが表示されているので、そちらをクリックすれば通報することができます。
「知り合いかも?」アカウントを通報する際も以下の情報をLINE運営に提出されます。
- 通報するアカウント情報(アカウント名、アイコン画像、ステータスメッセージ等)
- 通報したアカウント情報(アカウント名、アイコン画像等)
友達との「1対1トークルーム」
上記の通報については友達登録していないアカウントに対して通報を行う内容でしたが、通報するアカウントが友達登録しているアカウントの場合もあります。
友達だと思っていたユーザーから悪質な暴言を送られてくるようになったり、付き合っていた相手と別れたことが原因でストーカー的な行為をされるようになるような場合は通報しましょう。
通報する場合、トーク画面右上のハンバーガーメニュー「三」をクリックします。「その他」の「通報」を選択すれば、LINE運営に通報することができます。
通報する際にはこちら側から以下の情報をLINE運営に提出することになります。
- 直近で送受信したメッセージ(10件)
- 通報するアカウント情報(アカウント名、アイコン画像、ステータスメッセージ等)
- 通報したアカウント情報(アカウント名、アイコン画像等)
「グループトークルーム/複数人トークルーム」
こちらも1対1トークルームとそこまで変わりません。
複数人のユーザーが参加するトークルームでは直接友達登録していないアカウントが存在するかもしれませんが、自分が送るメッセージの内容が全員に見られるグループトークルームで悪質なメッセージ等送られてくることは少ないとは思いますが、上記の「友達との「1対1トークルーム」」で説明している方法で相手アカウントを通報することができます。
その際に、LINE運営側に提出される情報として、あなたをトークルームに招待したユーザーの情報も含まれます。
特定のメッセージ
アカウントを直接通報するだけでなく、トーク画面から悪質だと感じたメッセージを通報することもできます。
その場合は、通報したい特定のメッセージを長押しすると「通報」の選択項目が表示されるのでクリックすれば通報できます。
通報する際にはこちら側から以下の情報をLINE運営に提出することになります。
- 通報するメッセージの前後に送受信したメッセージ(10件)
- 通報するアカウント情報(アカウント名、アイコン画像、ステータスメッセージ等)
- 通報したアカウント情報(アカウント名、アイコン画像等)
プロフィールページ
通報したい相手アカウントをすでに友達登録している場合は、通報したいアカウントのプロフィールぺージから通報することができます。
通報したい相手のプロフィールページ右上「…」をクリックして「通報」を選択します。
通報理由を選択して「同意して送信」をクリックすれば通報は完了します。通報する際にはこちら側から以下の情報をLINE運営に提出することになります。
- 通報するメッセージの前後に送受信したメッセージ(10件)
- 通報するアカウント情報(アカウント名、アイコン画像、ステータスメッセージ等)
- 通報したアカウント情報(アカウント名、アイコン画像等)
タイムラインの投稿
LINEの便利機能の一つタイムラインは不特定多数のユーザーに向けて簡単にコンテンツを発信できるので便利ですが、場合によっては「許可なくタイムラインに載せてほしくない画像が発信された」なんてことが起こるかもしれません。
その場合は、不快に感じるでしょうし、場合によっては侮辱されていると思うこともあるでしょう。タイムライン上の投稿についても通報することができます。
通報したいタイムラインのコンテンツ右上「…」をクリックすると「通報」項目が表示されるのでクリックしてください。通報する際にはこちら側から以下の情報をLINE運営に提出することになります。
- 通報するタイムライン上のコンテンツとコンテンツに対するコメント
- 通報するアカウント情報(アカウント名等)
- 通報したアカウント情報(アカウント名等)
ディスカバーの投稿
LINEのディスカバー機能はInstagramのストーリーと似たような機能で、個人・企業アカウントが画像・動画形式で自分の主張を訴えるものです。
ディスカバーの動画の中には不適切だと思われる内容のものが存在する場合があるので、その場合は通報することをおすすめします。
通報する場合は、タイムライン画面上部からディスカバーを選択して通報する画像・動画を選択し画面右上「…」をクリックすると「通報」と表示されるのでクリックすれば通報することができます。
通報する際にはこちら側から以下の情報をLINE運営に提出することになります。
- 通報する画像・動画と画像・動画に対するコメント
- 通報するアカウント情報(アカウント名等)
- 通報したアカウント情報(アカウント名等)
オープンチャット
オープンチャットでのトークルームの場合は、オープンチャットのトークルーム自体を通報するのか、トーク画面の特定のメッセージを通報するかで方法が異なります。
オープンチャットのトークルーム自体を通報する場合は、トーク画面右上のハンバーガーメニュー「三」をクリックして「その他」を選択して「通報」をクリックします。
通報する際にLINE運営に提出する情報については得に記載されておらず「通報内容はオープンチャットのポリシーに従って検討及び処分されます」とだけ記載されています。
トーク画面の特定のメッセージを通報する場合は、上記で説明した「特定のメッセージ」での通報方法と同じなのでそちらを参考にしてください。
通報する際にLINE運営に対して提出する情報は特に記載されていません。
クリエイターズスタンプ
LINEスタンプは基本的にLINE公式や企業が提供しているものが大半ですが、中には一般のクリエイターが作成したスタンプも存在します。
そのようなスタンプは「クリエイターズスタンプ」と言われています。
LINEスタンプを販売するには厳しい審査を通過する必要があるので、不快な内容のイラストや悪質な画像などが提供されることはありませんが、それでも中には「なぜこれが審査を通って販売されているのだろう」というスタンプも存在します。
もし、LINEを利用していて不快に感じるスタンプを見かけた場合は、通報しましょう。通報する場合は、トーク画面で不快なスタンプがあれば長押しして「ショップ」を選択します。
スタンプの詳細情報が表示されるので、ページ下部までスクロールして「通報する」をクリックして以下の項目から理由を選択します。
- 性的・わいせつである
- 反社会的・暴力的・攻撃的である
- 宗教・文化などを攻撃している
- 個人情報が含まれる
- その他
該当する選択項目を選び「同意して送信」をクリックすれば通報が完了します。
本当に悪質なアカウントは凍結・利用停止を待つより警察に頼る
不快なメッセージや嫌がらせを受けるだけでなく、命の危険を感じるような場合や日常生活に支障が出るといった場合は、LINE運営がアカウントを凍結・利用停止にするのを待つ必要はありませんし、そうなったとして解決する問題かもわからないので警察に通報することをおすすめします。
警察が動きやすい通報例は以下となります。
- 1日に何百と着信を受ける
- 性的な画像が送られてくる
- 犯罪予告をしている
- 相手が死をほのめかしてくる
- アカウントが乗っ取られている
このような場合は、警察が動いてくれる可能性が高くなります。
通報する際に気になる疑問と回答
通報する際に気になる疑問と回答をまとめましたので、通報する前に確認してみてください。
通報は相手にバレるのか
どのような状態から通報したとしても相手アカウントにバレることはありません。
通報した報復を恐れて通報できていない人は、相手のLINE画面に通報されたからと言って何も変化がないので、安心して通報して大丈夫です。
通報は取消すことはできるのか
一度通報してしまった場合は、取り消すことができません。ですから、本当に悪質だと感じた場合のみ通報することにしましょう。
また、上記で記載していますが、通報した際はこちらからも情報を提出する必要があるので、その点からもしっかりと考えてから行動することが大切です。
通報したら凍結・利用停止・削除されるのか
自分が不快に感じて通報したからといって、相手のアカウントが削除されるとは限りません。
アカウントの凍結・利用停止・削除というのは、相手アカウントの行いがかなり悪質だとLINE運営が判断した場合です。
1人が通報したからといって、相当悪質な場合を除いて相手アカウントが凍結されるようなことはないでしょう。
多数のユーザーが一気に通報するような場合であればLINE運営が処分を行う可能性は高まるでしょう。
ですから、ちょっと不快に感じるような出来事の場合、例えば広告表示などを通報したとしても、通報してあなたが望むような凍結や利用停止などの効果はほとんどありません。
ただし、多数のユーザーが不快に感じるような迷惑行為や悪質な嫌がらせをしている場合、同時に多数のユーザーが通報することでLINE運営が何かしらの対応をする可能性は高いと言えます。
まとめ
LINE上で嫌がらせを受けている場合など、上記で紹介した方法で悪質なアカウントを通報してください。
ただし、いたずらでアカウントを凍結させる試みはやめてください。本人が本当に困っている、周りの友達が困っている際の対処法として覚えておきましょう。