WEBサイトが検索エンジンでどの程度評価されているかを表す「ドメインオーソリティ」と呼ばれる指標があります。
この記事では、ドメインオーソリティについて網羅した記事となります。確認方法や活用方法、SEOとの関係性など知りたい方はぜひお読みください。
ドメインオーソリティ(Domain Authority)とは？
ドメインオーソリティは、外部リンクの数や質などGoogleのアルゴリズムを参考にした150以上の要素からサイト評価を数値化した指標で、SEO専門会社Mozが提唱しています。
ドメインオーソリティの良し悪しはあるの？
ドメインオーソリティを決定する重要な要素に外部リンクがあります。
サイト全体のクオリティからドメインオーソリティの数値を決められているとは言いますが、意図的に外部リンクを設置することで、この数値は操作することが可能です。
ですから、ドメインオーソリティだけでは本当のドメインの価値を計ることが出来ません。
ドメインの過去の遍歴やコンテンツの質などを確認するためにはWayback Machineや目視でサイトを確認する必要があります。
ドメインオーソリティの高め方
外部リンクを貼ることでドメインオーソリティは高まります。特に、WikipediaやGoogle.comといった誰もが知っており、信頼性も権威性、クオリティも高いサイトからの外部リンクは、大きくドメインオーソリティを高めると言われています。
ですから、質の高いコンテンツを多く発信して外部リンクを設置してもらいやすくする必要があります。
意図的に外部リンクを貼ってオーソリティを高めることは出来ますが、外部リンクならどんなものでも良いというわけではありません。
自サイトと関連性が低い他サイトから外部リンクばかりを集めてしまうと、ドメインオーソリティも高まりませんし、最悪の場合は検索結果に悪い影響を与える恐れもあります。
ドメインオーソリティを高めたいなら、意図的に外部リンクを設置するのではなく、良質なコンテンツを配信して、自然と外部リンクを集めながら徐々に高めていくことをおススメします。
ドメインオーソリティから上位化させる可能性を計る
ドメインオーソリティが高いと検索結果で上位化させることが出来る可能性が高いと言えます。
上位化させたいキーワードを検索し、競合サイトのドメインオーソリティと自サイトのドメインオーソリティを比較して、数値が上回っていれば、競合サイトより上位化する可能性があるという判断ができますし、競合サイトを参考にキーワード選定をすることが可能です。
ドメインオーソリティはGoogleなど検索エンジンが公式に発表している指標ではなく、SEO専門業者のMozが独自で提供している指標となります。
検索エンジンと異なる要素でサイトを評価して数値化していましたが、2019年にMozはドメインオーソリティに大幅なアップロードを行い、検索エンジンが評価している基準に近づけてサイトを評価できるようになったと発表しました。
ドメインオーソリティは、SEO対策を行う上で競合調査やキーワード選定で大変役立つ指標です。しかし、最終的に検索結果の順位を決定するのは検索エンジンとなってくるので、ドメインオーソリティが高いからといって必ずしも上位化するという保証はありません。
ドメインオーソリティの確認方法
ドメインオーソリティはMozが提供する無料の調査ツールで確認することができます。
Mozの調査ツールを使用すれば、サイト全体の指標であるドメインオーソリティと各ページのパワーを数値化したページオーソリティの数値を確認することができます。
Mozbar
Googleの拡張機能「Mozbar」を使用すれば、検索表示画面でそれぞれのサイトのドメインオーソリティとページオーソリティが一目でわかるようになります。使用するにはMozに会員登録する必要があります。
まとめ
今回は、Mozが提供するドメインの評価指標ドメインオーソリティについて紹介しました。数値は誰でも無料で簡単に調べることができますし、SEO対策を行う上で競合サイトと自サイトを比較する際に役に立つ要素です。
上位化する可能性を少しでも高めたい方はぜひ、ドメインオーソリティを確認することをおすすめします。