SEOという言葉をご存じでしょうか?
Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)の頭文字を略したもので、簡単に説明すると検索エンジンで上位に表示させるための手法です。
このページでは、SEO対策を行う際に重要な検索エンジンの仕組みや対策方法で抑えておきたいポイントを分かりやすく解説しています。
現在サイトを所有しているけど「訪問者が少ない」「どうすれば訪問者が増えるか知りたい」という方はぜひご参考になさってください。
あなたのサイトに多くの訪問者が集まるヒントが見つかります。
1. SEOとは?
SEO(エスイーオーとは、Search Engine Optimizationの頭文字を取って省略した言葉で、日本語訳は「検索エンジン最適化」になります。検索エンジンとは、インターネットに存在する情報を検索するシステムのことです。
インターネット上には、毎日多くの情報が発信されており、その膨大な情報を解析して、格納するためにクローラー(検索エンジンのロボットで情報を集めるシステム)が、いくつものWEBページを訪れて情報を収集しています。クローラーの集めた情報が整理され格納(インデックス)されることで、私たちが検索を行うと検索結果として表示されます。
検索結果に表示される情報は、検索するキーワードと関連性が高いWEBページです。SEO対策を行うことで、検索ユーザーが求めるもっとも最適な情報を表示させることができます。
検索エンジンに発信する情報が質の良いコンテンツだと認識させるための施策には、自身でできるものから専門業者に依頼するものまで多種多様です。
1.1. SEOの目的
SEOの目的は、WEBサイトの集客力を高め、さらにコンバージョン(商品購入や会員登録など)数を増やすことです。
ユーザーは興味・関心があるキーワードを検索すると、検索結果の上位に表示されるWEBサイトから見る傾向があります。上位表示させることができれば、ユーザーがWEBサイトを訪れる可能性が高まります。
1.2. SEOのメリット
SEO対策を行うメリットの一つとして、高い集客力が挙げられます。世帯におけるスマートフォンの保有割合は8割を超えており、9割以上のユーザーがインターネットを利用しています。
多くのユーザーはインターネットの検索機能を利用するのですが、これは現代の消費者による購買行動を説明するモデル「AISAS」に当てはめると、購買前の行動となります。SEO対策を行い自身のサイトを上位表示させることができれば、商品やサービスなど何かしら消費行動を起こそうと考えている購買意欲の高いユーザーの集客が見込めます。
検索キーワードに関連するWEBサイトへ到達させる方法として、SEO対策はリスティング広告と同じように思われるかもしれません。しかし、Wordstream社が公表しているデータによると、ユーザーがリスティング広告をクリックする割合は3.17%と少ないです。一方、BACKLINKOのデータでは、検索表示の順位が1位であれば31.73%、2位であれば24.71%という具合に、リスティング広告よりWEBサイトを上位表示させる方がクリック率は高いとされています(参照WEBサイトによれば7位まではクリック率がリスティング広告の3.17%より高くなります)。
つまりリスティング広告よりSEO対策によりWEBサイト上位表示させる方が、効果的だということです。また、一度SEO対策を行ったコンテンツは無くなることがなく資産として残るのも特徴です。
対策効果が出るまで時間がかかります(一般的には3ヶ月程度と言われています)が、自然検索でユーザーの流入が見込めるため、永続的に広告費を支払う必要がなく費用対効果に優れています。
SEO対策を行い、定期的にメンテナンスすることで長期的に安定したユーザーの流入が見込めます。
1.3. SEOのデメリット
SEOは成果が出るまで、多大な時間と手間を要します。検索ユーザーが求めている情報を質の良いコンテンツとして発信することが重要となりますが、このコンテンツ作成の負担を引き受けるのはSEO業者ではなく、サイト運営者です。
検索ユーザーが求める専門的な知識や情報を掲載することで、商品やサービスの魅力を伝え、興味を持ってもらいコンバージョンに繋げるのでコンテンツ作成は手が抜けません。また、検索ユーザーの意図していないコンテンツを発信することは、ユーザーと運営サイトのエンゲージメントを壊す恐れもあるので注意が必要です。
先ほどメリットとして、検索キーワードに興味関心を持っているユーザーの集客が見込めると言いましたが、これがコンバージョンに繋がるかはまた別の問題です。インターネット検索を行うユーザーは情報を調べるために利用することが大半で、買い物や申し込みに利用するユーザーばかりではありません。必ずしも購入意図があるユーザーだけではないということを頭に入れておく必要があります。
検索エンジンのアルゴリズムは定期的にアップデートされており、その結果、大きく検索結果での順位が変化することもあるので、検索結果ばかりに頼っていると集客を考える上でリスクとなります。
また、一度作成したコンテンツを定期的にアップデートしないと、競合サイトの努力によって順位が抜かれることもあります。さらに、質の悪い外部サイト(リンク)の影響でペナルティを受けるリスクも存在します。
2. SEOの仕組みを理解しよう
SEO対策を行い、自然検索による順位を上げるためには検索エンジンがどのような要素を重要としているか理解する必要があります。
質の良いコンテンツを作成したが、検索エンジンの仕組みを正しく理解していないと、正しく評価されずに上位表示されない恐れがあります。
検索エンジンが、検索順位を決める要素は200以上存在すると言われていますが、その中でも検索順位を上げるために、特に重要な要素は「被リンク」です。「被リンク」は、特に検索順位を高めるためにも重要な要素で、自身のWEBサイトの順位に大きく影響を与えます。
良い影響を与えるのも悪い影響を与えるのも被リンク対策(外部施策)を行う人物のスキルによります。SEOの仕組みと共に外部施策の項目も確認した上で、SEO対策を行ってください。
2.1. Googleが重要視する要素
Googleは、ユーザーファーストのコンテンツを高く評価します。ユーザーが求める情報を提供することはもちろん、それ以外にもページの表示スピードやPC・スマートフォンなど検索するデバイスに関わらず、わかりやすいデザインやレイアウトでコンテンツを作成することも重要です。
高く評価されるコンテンツを作成することは、SEOで最も効果が高いとされている外部施策を最大限に発揮する役割があるので、絶対に手を抜けない作業となります。つまり、外部施策を行い、上位化を素早く実現するためには、競合サイトと比較してキーワード選定を行い、時間と手間をかけてコンテンツ作成を行わなければなりません。
ユーザーと検索エンジンでは、コンテンツを評価する箇所は違いますが、検索エンジンはユーザーから評価されているコンテンツを高く評価するということを覚えておきましょう。
2.1.1. ユーザー目線でのコンテンツ作成
ユーザーが検索エンジンを利用するのは、何かしら悩みを解決したいからです。悩みを解決するコンテンツこそが、価値ある質の良いコンテンツだといえます。
詳しくお伝えすると「EAT」の3要素であるE (Expertise)、A (Authoritativeness)、T (TrustWorthiness)の略字で、専門性・権威性・信頼性が満たされているコンテンツです。「自分だからこそ知っている情報(専門性)を、子供から大人まで理解できる言葉(権威性)で、信頼できる情報(信頼性)と共に書く」ということ。EATについては下記で詳しく説明します。
また、コンテンツの中身も重要になりますが、欲している情報が書かれているコンテンツだと判断してもらえるよう、ユーザーが興味をそそるタイトルをつけることも大切となります。
ですので、内容が気にならないようなタイトルや、自分が書きたい内容ばかりで作成を行ったコンテンツと、競合サイトを比較すると、むやみに文字数だけ詰め込んだ内容の薄いコンテンツは、ユーザーの流入やコンバージョンが下がるので注意が必要です。
2.1.2. ページスピードをより速くする
WEBページの表示スピードを改善することは、SEOで検索順位を高めるために重要です。2018年にgoogleは、ページスピードがSEOに影響することを公式に発表しました。
Googleが考えるユーザーにとって満足度の高いWEBページにするには、ページスピードが遅くならないように対策する必要があります。しかし、これはデバイスのスペックにも関わってくる問題なので、早ければ早いほど良いというものではなく、過度にページスピードが遅い場合は評価を下げるという仕組みとなっています。
改善策としては、適切な大きさの画像を使用することや、レンタルサーバーの要領見直し、使用していないCSSを削除するなどの方法があります。ページスピードを改善するために自身のWEBページにどんな問題が存在するかを確認するためのツールをgoogleが無料で提供しているので、気になる方はツールを使用して確認することをおすすめします。
ページスピードが遅いと、せっかくSEO対策をして上位表示させたWEBページにユーザーが訪れてもユーザーの離脱率や直帰率(1ページしか見ないでサイトを離れる行動)を高めることとなります。
2.1.3. ウェブ上の民主主義を理解する
検索エンジンが、サイトを評価する基準の一つに「被リンク」があります。検索エンジンのアルゴリズムには「どのWEBサイトにどれくらいのリンクが張られているのか」を分析する機能があります。
この被リンクとは外部サイトに設置された自身のサイトへ繋がるリンクのことで、イメージとしては選挙の票のようなものです。有権者である外部サイトの運営者が「このサイトはとても良いことを書いている!」となった時に票である「被リンク」を張り、被リンク先のサイトを支持するというイメージです。
したがって、被リンクの数が多ければ、それだけ検索エンジンからは質の良いサイトだと認識される可能性が高まり、検索順位に良い影響を与えます。
被リンクは、自身のサイトと関連性が高い個人や企業が運営している外部サイトや権威性が高い外部サイトに貼られることで、より検索順位に良い影響を与えることができるとされている一方、誰もが所有できる大手企業の提供している、WEBサービスで作成されたサイトに貼られた被リンクや、自身のサイトと関連性が低い外部サイトに貼られた被リンクは、前者と比較するとそこまで検索順位への良い影響は見込めません。
また、アダルトサイトやカジノサイトなど違法に運営されている外部サイトからの被リンクは、被リンク先のサイトの評価を下げることとなり、検索順位にも悪い影響を与える恐れがありますので注意が必要です。
自身のサイトへどのような被リンクが貼られているかGoogle Search Consoleから確認することができので、気になる方は確認してみてください。
2.1.4. ユーザーを騙す行為はNG
Googleは、ユーザーファーストのWEBサイト作りを推奨しており、Googleが揚げる10の事実にも「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」と記されています。
ユーザーの利便性を最優先に考えてコンテンツ作成をすることが大切とされているにも関わらず、検索順位を高めるために、嘘の情報が含まれたコンテンツを作成することは、Googleのウェブマスター向けガイドラインに違反していることとなり、検索順位にも悪い影響を与えます。
また、直接ユーザーを騙す行為ではありませんが、低品質なコンテンツに被リンク対策(外部施策)を行い上位化させる場合も、「価値のないコンテンツを価値があるようにユーザーに印象付ける」行為となってしまうので注意が必要です。
この他、ユーザーが認識できないよう透明の文字で、過剰に対策キーワードを詰め込んだコンテンツを作成(隠しテキスト)する他、ユーザーに提供するコンテンツと異なる内容を検索エンジンに読み込ませる行為(クローキング)など、検索エンジンのガイドラインに違反しているSEO対策(ブラックハットSEO)はいくつもあります。手動対策などの標的となる恐れがある為、充分にリスクを考えた上でSEO対策を行うことが大切です。
ブラックハットSEOを行えば、検索エンジンに悪い影響を与えるだけでなく、ユーザーのエンゲージメントにも悪い影響を与えることとなり、個人や企業の信頼性を失うこととなりますので、コンテンツを作成する際は、ユーザーを騙すような情報を含まないよう気を付けましょう。
もし、SEO対策の知識に自信が無いのであればSEO業者に依頼することをおすすめします。
2.1.5. PC・モバイル両方を意識したページを作成する
2019年10月に行われた「インターネットの利用環境 定点調査」によると、インターネット利用者の内、PC利用者の割合が47%でスマートフォン利用者は93%という結果が出ています。
以前はインターネットの利用環境といえばPCが主流でしたが、現在はユーザーの大部分がスマートフォンからインターネットを利用しており、スマートフォンユーザーに合わせたWEBサイト作りが重要となります。
WEBサイトをPCやスマートフォンなどデバイスに合わせて最適な表示に切り替えるレスポンシブWEBデザインや、それぞれのデバイスに応じたWEBページを作成するなどモバイルフレンドリーなサイトを心がけることが重要です。
検索エンジンは、スマートフォンの普及に伴って、スマートフォンの画面でも読みやすいサイトがユーザーの利便性に繋がるとし、2015年からモバイルフレンドリーなサイトは検索順位に良い影響を与えるとしています。
SEOの観点からも、モバイルフレンドリーなサイトを作成することは、必須だと言えるでしょう。
2.2. 売上や問合せ改善のための重要な要素
SEOを実施するにあたって、売上・問い合わせの増加に必ずしも結びつくということはありません。あくまでも手段の一つとしてSEOを行えば「特定のキーワードで検索結果に上位表示すること」ができます。
では、どのように売上・問い合わせにつなげるかというと、重要なのは「キーワード選定」と「コンテンツのタイトル・説明文」となります。
上位表示されているけど、WEBページのアクセス数が少ない、売上・お問い合わせが少ない場合は、コンバージョンに繋がりやすいロングテールキーワード(複数キーワード)を選択してコンテンツが作成されているか、検索結果画面に表示されるタイトルや説明文はユーザーの目を惹くものなのかを確認する必要があります。
どのようなキーワードで自社サイトが検索されているのかはGoogleの無料ツール「Google Analytics」「Google Search Console」から分析することができるので、コンバージョンに繋がるキーワードを選び、コンテンツを修正・追加することで売上やお問い合わせの増加に繋がります。
3. SEOにおける内部施策とは
SEOの内部施策とは、自サイト内で行うSEO対策を指します。内部施策を適切に行うことで、SEO対策に最も効果的な外部施策の効果を最大限に引き出すことができ、WEBサイトが上位表示されやすくなります。
内部施策を行わずにコンテンツを配信するとコンテンツ内容を検索エンジンが正しく判断できず、良質なコンテンツだったとしても検索結果に表示されない恐れもあります。
内部施策を行う上で重要なポイントをまとめていますので、コンテンツ作成を行う際にご参考になさってください。
3.1. 重要な施策①:内部対策とは
内部対策を行う理由は、検索エンジンにコンテンツ内容をわかりやすく伝えて、検索結果に表示されるよう促進することです。例えば、質の低いコンテンツの場合はページ内容をわかりやすく伝えても検索順位を高めることができず、質の良いコンテンツが上位表示に繋がります。
さらに、内部対策を正しく行うことで、被リンク対策(外部施策)も効果的に行うことが可能となります。被リンクを他サイトに設置して「このコンテンツは価値がある」と検索エンジンに伝える外部施策の際、低品質なコンテンツの被リンクを設置すると、検索エンジンに正しく認識されず、外部施策の効果が薄まる可能性があります。
高品質なコンテンツは、ユーザーのアクセス・支持が集まりやすく、被リンクが設置されても不自然ではないので、検索エンジンも正しく認識する可能性が高まります。素早く上位化を目指す上で、大切なポイントとなる外部施策を行うには、内部対策の手は抜けません。
ユーザーにとって質の良いコンテンツを作成することはもちろん重要ですが、それと同様に検索エンジンに正しく判断してもらえるよう心がけることが重要です。
検索エンジンは、コンテンツ内にキーワードを過剰に詰め込むといった過度なSEO対策を嫌う傾向にあり、検索エンジンだけを意識したSEO対策を行うと何らかのペナルティを受ける恐れがありますので、正しく内部対策を行う必要があります。
内部対策は、主にコンテンツが重要となるので、コンテンツ作成における内部対策のポイントを説明します。どのようなコンテンツがユーザー・検索エンジンにとって見やすいのかを考えて、コンテンツ作成を行ってください。
3.2. HTMLタグ(head)とは
HTMLとは、コンテンツを構成する指示のことで、インターネット上で表示させたいコンテンツに対して「この文章はタイトル」「この5つの文章は1セットで記事」というようにコンピューターが正しく認識できるようにする要素です。
タイトルや見出しといった各構成要素は「タグ」と呼ばれる目印を用いて記述されます。headタグは、HTMLファイルのうち~で挟まれた部分を指し、この部分に記述される要素は、WEBサイトを訪れるユーザーには表示されないもので、検索エンジンやブラウザへ向けて記述されます。検索エンジンにコンテンツ内容をわかりやすく伝えるために重要な部分です。
3.2.1. [head]タイトルタグとは
タイトルタグは、WEBページのタイトル部分をつけるためのタグで<title>~</title>で挟まれた部分を指します。タイトルタグで記述された文章は、検索結果に表示される他、ブラウザのタブやブックマークにも表示されるので、ユーザーが最も目にすることがある重要な要素となります。
コンテンツを本に例えると、タイトルタグは本の表紙となります。この部分に文字数を意識して対策キーワードを含むことで、ユーザー・検索エンジンの両方に「このコンテンツは〇〇(対策キーワードについて書いている」と伝えることができ、検索順位や集客に良い影響を与えます。
逆にタイトルタグを記述していなければ本の中身がわからないのでユーザー・検索エンジンにとってわかりやすいコンテンツを提供できません。タイトルタグは、コンテンツを作成する際は、必ず記述する必要があるタグと言えます。
3.2.2. [head]ディスクリプションタグとは
ディスクリプションタグは、タイトルタグの次にユーザーが目にするもので<meta name=”description” content=”ページの内容を表す文章” />で表されます。ディスクリプションは、検索結果でWEBサイトのタイトルの下に、コンテンツ内容を端的に紹介する文章となります。
検索結果に直接影響を与えるわけではないと言われていますが、タグを記述することでユーザーに「あなたが求めている情報が含まれています」と伝えることができるので、アクセス数を高めるのに重要な要素だと言えます。
また、対策キーワードを含み作成すると、その対策キーワードが検索された際に、太文字になるので、目立たせることが可能です。ディスクリプションタグを記述しない場合は、コンテンツ内のテキストが引用されるか、検索エンジンが自動で調整を行い、検索結果に表示されます。
しかし、掲載するディスクリプションは毎度反映するかはGoogleが決めることなので、設定した文章が表示されなくても心配する必要はありません。
3.2.3. [head]タイトル・ディスクリプションの作成注意事項
タイトルタグ・ディスクリプションタグを記述する際の注意点として、文字数を抑えることがポイントです。コンテンツ内容を詳しく伝えたい・集客のためにできるだけ文章を詰め込みたいといった意図で、文字数が長くなることがありますが、長くなり過ぎると検索結果で、全文が表示されません。
タイトルタグは30文字程度、ディスクリプションタグは120文字程度で記述するようにしましょう。どうしても文字数が増えてしまう場合は、検索上位を狙うキーワードをできるだけ文章の初めに記述するとユーザーが求めている内容だと伝えることができるので、WEBページへのアクセスを増やす要因となります。
また、自サイト内の別ページのタイトルタグ・ディスクリプションタグと被ると、検索エンジンがコンテンツを重複と認識して、正しく検索結果に表示させない恐れがありますのでご注意ください。さらに、対策キーワードをいくつも含むと、上位表示に良い影響を与えるどころか、検索エンジンにスパムと見なされて、検索順位が落ちてしまう恐れがあるので、キーワードを多用することは避けてください。
3.2.4. [head]他に使った方がいいheadタグとは
titleタグとmeta descriptionタグの他にもSEO対策を行う上で欠かせないタグがいくつか存在しますので紹介します。
<link rel=”canonical” href=”PCページのURL” />タグを用いて、URLを正規化できます。複数のURLで同じページにアクセスできる場合、検索エンジンはそれぞれのURLで存在するコンテンツを別々のコンテンツと認識して重複だと判断したり、サイト評価を分散してしまい検索結果に悪い影響を与えることがあります。canonicalタグを使用するか、301リダイレクト設定を行い、URLを正規化することで検索エンジンの評価を統一する必要があります。
また、検索エンジンはコンテンツ内容から使用されている言語を判断します。複数言語でコンテンツを発信している場合は、を用いて、hreflangタグを記述することで検索エンジンに、どの言語でどの地域をターゲットとしたページであるかを明確に伝えることができ、コンテンツを正しく認識させられます。
headタグは、コンテンツにおける縁の下の力持ちのような存在であり、内部SEOでも重要な部分となりますので、コンテンツを作成する際は忘れずに記述するようにしてください。
3.3. HTMLタグ(body)
bodyタグは、htmlタグの一つであり、<body>~</body>で記述されます。bodyタグ内に記述された内容は、実際にインターネット上でユーザーが目にする部分となります。
bodyタグ自体に直接的なSEO効果はありませんが、ユーザー・検索エンジンの両方にとって「質の良いコンテンツ」と認識させるためにタグの配置は重要です。どんなに質の良いコンテンツを作成してもbody部分のタグを正しく記述していなければ、検索エンジンがコンテンツ内容を正しく認識できず、検索結果で上位表示させることも難しくなります。
3.3.1. [body]見出しタグとは
見出しタグとは、コンテンツにおいての見出しを指定するタグのことで、コンテンツ内容を端的にまとめた文章を記述します。
見出しタグを設置することで、ユーザーには、どのようなコンテンツがあるかを伝えることができますし、検索エンジンがコンテンツ内容を正しく認識させることができるので、SEO対策を行う上で、見出しタグの記述は必要不可欠だと言えます。
見出しタグは<h1>~<h6>まで存在しますが、<h2>コンテンツ内にあるより掘り下げたコンテンツを記載する場合は<h3>というように順番を守り見出しタグを記述します。
見出しタグを正しく使用しコンテンツの階層構造を整えることで、検索順位に良い影響を与えると言われています。逆に、コンテンツ内容と関連性がない内容の見出しタグを記述してしまう、見出しタグの順番を守らずに使用してしまうと、検索結果に悪い影響を与えることになります。
3.3.2. [body]内部リンクとは
良いコンテンツを作成するだけでは、上位表示させることはできません。検索エンジンが好むコンテンツ構造に整えることで、最大限のSEO効果が見込めます。
内部リンクは、自サイト内別ページに移動するためのリンクです。ユーザーが閲覧しているコンテンツに含まれているアンカーテキストリンク(リンクを含む文章で、クリックすると別ページへと移動できます)やバナーリンク(リンクが設置されている画像)といったいくつかの種類の内部リンクが存在します。
内部リンクを設置することで検索エンジンにいくつかの良い影響を与えることができます。検索エンジンがコンテンツ内容を認識するには、クローラーと呼ばれる検索エンジンのロボットがサイトを訪れ、情報を収集します。この時にクローラーはリンクを辿りサイトに到達するので、リンク数を増やすことで、クローラーがサイトを訪れる頻度を高め、新鮮な情報を検索エンジンに認識させることができます。
また、コンテンツ内容と関連性が高いWEBページのリンクを設置することで、キーワードに対して適したページだと検索エンジンに認識させることができます。さらに、ユーザーにとっても、内部リンクを設置すれば、より詳しい情報を最小限の工数で提供することができるのでユーザビリティを高めることにも繋がります。
3.3.3. [body]外部リンクとは
外部リンクは、他サイトへ移動するためのリンクです。自サイトで提供しているコンテンツの信頼性や信憑性を高めるために、専門機関の提供している情報ページへの外部リンクを設置する、このような手法は自サイトのコンテンツ内容の品質を向上させる効果があり、検索順位に良い影響を与える可能性が高いです。
検索エンジンがコンテンツの評価を行う上で、重要視する基準の一つとして「コンテンツ内の答え」があります。ユーザーが求めるコンテンツを作成するために他サイトのリンクを貼ることで、自サイトのコンテンツに専門性があると検索エンジンに認識される可能性を高めることができます。
つまり、自サイトのコンテンツが専門的な知識で表現されている場合は、公的機関が運営しているサイトなど権威性が高い外部リンクを設置することが重要となります。
ただし、関連性が低いサイトや、コンテンツの質が低いサイトの外部リンクを設置すると、自サイトのコンテンツも質が低いと検索エンジンに認識されてしまう恐れがあるのでご注意ください。
3.4. SEOにおけるコンテンツの重要度
SEO対策を行う上でコンテンツ作成は非常に重要な箇所となります。検索エンジンが質の良いコンテンツだと認識する最も大きな要因の一つがコンテンツ評価です。有益な情報を含み、わかりやすいコンテンツは、ユーザーが高く評価し、SEO対策で最重要となる被リンクが集まりやすくなります。
被リンクがいくつも設置されれば、検索エンジンも高く評価し、検索結果に良い影響を与えることができます。ユーザー・検索エンジンの両方から高い評価を受けることで上位表示されます。「ユーザーの意図を組んだキーワード」が含まれており、「ユーザーが求めている情報を網羅している」ことが、高い評価を受けるコンテンツとされています。
この2点を踏まえてコンテンツを作成することで検索順位が大きく変わってきます。
3.4.1. コンテンツの質について
Googleの公式ガイドラインに、高品質なコンテンツ作成の定義が説明されていますが、記述内容が曖昧で、検索エンジンが判断する高品質なコンテンツの評価ポイントは数百あり、一つひとつ確認することは困難です。
Googleの評価基準を気にしてコンテンツ作成するというよりは、ユーザーに求められて認められるコンテンツが高品質なものだと言えます。
特定のキーワードを検索するユーザーがどんなターゲットで、どのような悩みを持っているかをイメージして、解決するためのコンテンツを作成することが重要です。そのためにも、できる限り悩みを解決するための情報をコンテンツにまとめる必要があります。
ユーザーに求められるコンテンツを発信することで、自サイトやSNSに被リンクを設置して紹介してくれる可能性もあります。被リンクの数は検索順位に関わる最も重要な要素なので、質の良いコンテンツを作成するように心がけましょう。
ただし、被リンクについては、質の良いコンテンツを作成するだけでは増えることがない場合があります。被リンクを増やし、最短で上位化を目指す場合はSEO業者に外部対策を依頼しつつ、コンテンツ作成を行うと効率的にSEO対策を行えます。
3.4.2. コンテンツの量について
コンテンツを作成する時にどれくらいの文章量が必要となるでしょうか。
高い評価を受けるコンテンツの量は、キーワードによって異なるため一言で表すことが難しいので、自身が上位表示させたいキーワードを実際に検索して、上位表示されているWEBページのコンテンツの量を確認してからコンテンツを作成すると良いでしょう。
例えると、上位3つのWEBページが(a)3,000文字、(b)2,000文字、(c)5,000文字でコンテンツが構成されている場合は、平均文字数(3,300文字)でコンテンツを作成するという感じです。
この時の注意点として、コンテンツを作成する際にキーワードと関連性が低い文章を作成する、または同じような言い回しを何度も使用するといった質の低いコンテンツの作成はしないようにしてください。
もし、そのようなことを行ってしまうと、検索結果にも悪い影響を与える恐れがあるのでご注意ください。
3.5. コンテンツを作成するうえでの注意点
高品質なコンテンツを作成するために注意しなければいけない点がいくつか存在します。コンテンツの質や量を考えるがあまり、ユーザーや検索エンジンから良い評価を受けないコンテンツ作成を行なってしまうことがあるので、以下に紹介する注意点を確認してください。
3.5.1. キーワードを選定する
キーワード選定をしっかり行うことで、ユーザーの求めている情報を提供するコンテンツを作成することが可能となります。需要があるキーワードを選ぶことも重要ですが、競合サイトと比較して自サイトが上位表示させることができるかを把握することも同じくらい重要となります。
キーワード選定は、魅力的なコンテンツ作りに欠かせない要素なので、コンテンツ作成を行う前に、じっくりと時間をかけて行いましょう。どれだけ良いコンテンツが作成できるとしても、ユーザーが求めていない情報の場合は集客に繋がりません。
単一のキーワードでコンテンツを作成するのではなく、「〇〇、方法」といったように具体的に絞り込むことで、コンテンツ内容を固めることもでき、決まったターゲットに届きやすい高品質なコンテンツを作成することできます。
3.5.2. コンテンツ内のキーワード数について
検索エンジンは、過度なSEO対策を好まない傾向があります。コンテンツにおける過度なSEO対策の一つに、含まれるキーワード数が挙げられます。
キーワードとの関連性を高めるためにコンテンツ内にキーワードを含むことはとても重要ですが、無闇に不要なキーワードを盛り込むことは検索エンジンのコンテンツ評価に良い影響を与えません。
コンテンツを作成する際は、SEO対策を意識するがあまりに、何度も同じ順番でキーワードを用いていないか、文章の内容が不自然になるほどキーワードを含んでいないか確認しましょう。
必要以上にキーワードを含まないようにするには、上位表示されているWEBページのコンテンツの文字数とキーワード数を確認して、キーワードの比率を出します。その比率を超えないようにコンテンツ作成を行うことで、検索エンジンから過度にキーワードを盛り込んでいると思われないようにすることができます。
関連記事:SEO対策で抑えておきたいキーワードの入れ方5つのポイント
3.5.3. コンテンツは重複していないか
重複コンテンツとは、自サイト内の別ページとコンテンツ内容が被っている、または他サイトとコンテンツ内容が被っているものを指します。
重複コンテンツが存在すると、検索順位に悪い影響を与える恐れがあります。自サイト内のページ数が増えると、意図せずに同じようなコンテンツが生まれてしまい、重複コンテンツが存在することとなります。
検索エンジンに重複コンテンツと認識されると、検索順位が大きく下がる恐れがあるので、コンテンツを作成する際は注意する必要があります。自身のコンテンツが重複しているかどうかは、Google検索でコンテンツ内容を検索することで確認することができます。
自サイトのコンテンツの一部文章を検索し、他サイトが上位表示している場合は検索エンジンにコンテンツが重複していると認識されている恐れがあります。その際は、コンテンツの文章を書き直すなどの修正・変更対応が必要です。
また、他サイトが明らかに自サイトコンテンツを重複している場合、削除要請やCanonicalタグ設置などを所有者側へ依頼します。
対応を拒まれた際は、Googleが無料で提供しているツール「サーチコンソール」の著作権侵害による削除フォームから、他サイトのコンテンツ削除依頼を要請することができるため、最悪の場合は削除要請をして対処してください。
3.5.4. コンテンツ内のキーワードについて
コンテンツ内に特定のキーワードが過剰に記述されていると、検索エンジンは過度にSEO対策をしていると判断して検索順位に悪い影響を与える可能性があります。自身のコンテンツ内に特定のキーワードの数が多い場合は、共起語や類義語を用いて特定のキーワードの数を少なくすると良いでしょう。
3.5.5. 関連性はあるのか
コンテンツ作成は、キーワード選定を行った上で行います。キーワードに関連する内容を記述することでコンテンツの質を高めることができます。
文章以外にも、キーワードに関連してコンテンツ内容を補足するリンクを設置することで、コンテンツの信頼性・信憑性を高めることとなり検索エンジンに質の良いコンテンツだと認識される可能性を高めることができます。
キーワードに関係がない内容が多いコンテンツやコンテンツと関係がない特定のキーワードを多数設置してしまうと、検索エンジンがキーワードとの関連性が低いと判断し、検索順位も低くなります。ユーザーの求めるキーワードと関連性が高い情報以外はコンテンツに含めないことをおすすめします。
また、特定のキーワードについてコンテンツを作成したにもかかわらず、検索結果を調べた際に自サイトの別WEBページに順位が出ている場合は、コンテンツ内容を見直し、キーワードに関連したコンテンツへと修正する必要があります。
4. SEOにおける外部施策とは
サイト内の問題点を解決して、コンテンツで施策を行う内部施策に対して、外部施策は「被リンク」の獲得を指します。具体的には、他サイトに自サイトへ移動するためのリンクを貼ってもらうことです。
WEBサイトやコンテンツにリンクが貼られるということは、ユーザーにとって有益な情報だという表れであり、検索エンジンもコンテンツを高く評価することに繋がります。したがって外部施策は、SEO対策を行う上で非常に重要です。
4.1. 内部施策では上がらない理由とは?
質の良いコンテンツを作成しても検索結果で上位表示されない場合があります。それは検索エンジンがコンテンツの質だけでなく、被リンクの数でも検索順位を決定しているからです。つまり、被リンクの数が多ければ、ユーザーにとっても有益なサイトであると検索エンジンは判断します。
いかに質の良いコンテンツを作成したとしても、そのコンテンツを配信しているサイトへ向けた被リンクの数が少なければ、検索エンジンは評価しない可能性があります。
被リンクを集めるには、SEO業者に依頼する方法や被リンクを貼るためのサテライトサイトを作成するといった方法がありますが、不自然に貼られた被リンクはペナルティの対象となり、検索結果に非常に悪い影響を与えるリスクがあるので、知識や経験がない状態で意図的に被リンクを増やすことはおすすめしません。
個人で外部施策を行う場合は、ユーザーが「この情報をシェアしたい」と思うような質の高いコンテンツを作成することで、時間はかかりますが自然と被リンクを増やすことをおすすめします。
4.2. 外部施策の重要なメリットとは
外部施策を行うことでSEOの大きな効果を得ることができます。質の良い被リンクをいくつも設置されることでページランクを向上させ、信頼性が高く、ユーザーにとって役立つコンテンツだと検索エンジンに認識させることに繋がります。
また、被リンクは、検索エンジンのロボット(クローラー)がコンテンツ情報を収集するためにWEBサイトへ訪れる道の役割があるので、新しい情報を検索結果に表示させることに重要となります。
4.2.1. ページランクの向上
ページランクとは、検索エンジンがコンテンツを評価するためのアルゴリズムの一つで、被リンクの数によってページランクが決まります。被リンクが多数設置されていれば、ページランクも高くなり、コンテンツの評価も高くなりますが、設置される被リンクはどんなものでも良いというわけではなく、設置されるサイトの質が大きく関わってきます。
アクセス数が多く、コンテンツを頻繁に発信している「生きている(しっかりと運営されている)サイト」に設置される被リンクは質が高いとされます。
その一方で、被リンクを貼るためだけに作成されたサテライトサイトなど「生きていない(しっかりと運営されていない)サイト」といったアクセス数が存在せず、質の低いコンテンツを発信しているサイトに貼られる被リンクは、質が低いとされます。
被リンクはサイトとサイトを繋ぐ役割があり、サイトの質(ページランク)を受け渡します。したがって、質の高いサイトに被リンクを貼られると、自サイトの質が高まりますが、質の低いサイトに被リンクが貼られると自サイトの質も低くなる恐れがあります。
4.2.2. 検索エンジンがサイトを発見しやすくなる
被リンクの数は、ページランクを高め検索順位に良い影響を与えるだけではありません。被リンクが多ければ、サイト情報を収集するための検索エンジンのロボット(クローラー)が頻繁にサイトを訪れることとなり、最新情報を素早く検索結果に表示させることもできるので、SEO対策を行う上で、被リンクの獲得は非常に重要です。
特に運営開始直後のサイトでコンテンツを発信する場合は、サーチコンソールから、クローラーがサイトを訪れるようリクエストを送る必要があり、リクエストしないといつまでも検索結果に現れない恐れがあります。
長期的にサイトを運営して、質の良いコンテンツ発信を考えている場合は、被リンクを増やし、クローラーが頻繁に訪れるようにすることで、新しいコンテンツを比較的素早く上位化できる可能性が高まります。
4.3. 悪質な被リンクとは
悪質な被リンクはリスクがあり、検索エンジンからペナルティを受ける傾向にあります。悪質な被リンクが設置されている場合は、否認することで検索エンジンからの評価を最適化することが可能です。どのような被リンクが悪質だと検索エンジンが判断するかを下記で説明します。
4.3.1. 低品質な被リンク
被リンクの質は、被リンクが設置されているサイトの質と密接に関わっています。サイト名や被リンクのみが羅列されたコンテンツに設置された被リンクやコンテンツ内容が乏しく、被リンク先との関連性が全くないサイトに設置された被リンクなどは、検索結果に良い影響を与える被リンクとは言えません。
この他にも、隠しテキストによる被リンク設置や複製された重複コンテンツを多数発信している質の低いサイトに設置されている被リンクなど、私たちが違和感を抱いたり、不自然だと感じるサイト・コンテンツに設置されている被リンクは、自サイトに良い影響を与えるどころか、悪い影響を与えることとなり、検索順位にも影響が及ぶので早急に被リンクを否認する必要があります。
4.3.2. ペナルティについて
低品質な被リンクが設置されたことで受ける検索エンジンからのペナルティとして、検索順位が大幅に下がる、または検索結果に表示されなくなることがあります。また、Googleが公開しているウェブマスター向けガイドラインに反した手法でWEBサイトを運用するとペナルティを受ける恐れがあります。
急に検索順位が下がったコンテンツや、新しく発信したコンテンツがいつまでも検索結果に現れない、順位が変動しない場合は、一度ガイドラインを確認することをおすすめします。
私たちがコンテンツや被リンクを見て不自然さを感じる場合、検索エンジンは必ず不自然だと認識します。自身で被リンクを設置している場合で、不自然となっている被リンクが存在する場合は、早急に削除することをおすすめします。
4.3.3. 低品質な被リンクの削除・否認方法
低品質な被リンクを自身が操作できる他サイトに設置してしまった場合の対策方法は簡単です。被リンクを削除する、または被リンクが設置されているWEBページのheadタグ内にnofollowタグを追加することで、被リンクの効果を受けないように操作できます。
しかし、自身が運営しない低品質なサイトに設置された被リンクに関しては、サーチコンソールから被リンクの否認を行う必要があります。否認する被リンクを記述したテキストファイルをアップロードすることで、否認できますが反映されるまで数週間かかることがあります。
詳しくはこちらを確認の上行ってください。不自然なリンクの否認は何度でも行うことができるので、googleが定める不自然なリンクを確認して、当てはまる被リンクが存在する場合は、否認して検索エンジンが行う評価を最適化しましょう。
4.4. 良質な被リンクとは
ページランクの項目で、質の良い被リンクについて少し説明しましたが、全ての被リンクを検索エンジンは高く評価するということではなく、特定の被リンクを評価して検索順位を決定します。
検索エンジンが質の良いサイト・コンテンツだと認識しているWEBサイト・ページに設置された被リンクは良質な被リンクと言えます。また、ユーザーが質の良いコンテンツとして自身が運営するサイトやSNSの投稿に設置された被リンクは自然に貼られる被リンクとして検索エンジンに質の良い被リンクと認識されます。
4.4.1. ナチュラルリンク
ナチュラルリンクは、他サイトに自然に貼られたリンクです。ユーザーにとって有益な質の良いコンテンツを発信していると、他サイトに自然とそのコンテンツへ移動するリンクが貼られることが多くなります。自然な形で増えたリンクを検索エンジンは高く評価し、検索順位にも良い影響を与えます。
ナチュラルリンクは外部対策の手段の一つで、費用はかからず、自身で管理をする必要もありません。しかし、意図的に捜査してナチュラルリンクを増やすことは難しいです。定期的にアップデートされる役に立つコンテンツを発信することで、ゆっくりと増やすことができます。
コンテンツ作成と合わせて、twitterなどSNSを活用してコンテンツの情報を拡散することで、アクセス数を増やすことで、他サイトでナチュラルリンクが張られやすくなります。
4.4.2. 関連性の高いサイトからの被リンク
検索エンジンは、被リンクの数を見て、サイト・コンテンツの質を判断して検索順位に反映しますが、自身のコンテンツと「関連性の高いサイト」に張られた被リンクを特に評価する傾向があります。
関連性の高いサイトというのは、コンテンツに関連する専門的な情報を公開しているWEBサイトのことで、「SEO対策のやり方」についてのコンテンツを発信していれば、「SEOに関するニュースを届けるメディアサイト」です。そのWEBサイトで発信しているコンテンツの質が良く、信頼性が高いもので自サイトのコンテンツと関連性が高ければ、被リンクを張られると検索エンジンは、「被リンク先のコンテンツも専門性が高い」と判断します。
関連性の高いサイトに被リンクを貼ってもらうには、ナチュラルリンクの獲得と同様に、質の良いコンテンツ作成だけでは難しいです。作成したコンテンツをSNSなどで広く宣伝してより多くのユーザーに知ってもらい、被リンクを獲得するための機会を増やすことが重要となります。
4.4.3. 著名なサイトからの被リンク
著名なサイトとは、特定のジャンルの業界で有名なサイトで信頼性が高く、そのサイト自体に多数の被リンクが貼られているようなものを指します。ページランクの説明で、サイトのパワーについて少し説明しましたが、被リンクが多数貼られている場合、ページランク(サイトのパワー)が高いと検索エンジンは認識します。
誰もが知っている著名なサイトから被リンクを貼ってもらえれば、自身のコンテンツにも著名なサイトのパワーが流れ、同じように専門性が高く、信頼できると検索エンジンに認識してもらう可能性が高くなります。
5. Googleはどのようにサイトを評価するのか?
検索エンジンは、検索アルゴリズムに基づき、コンテンツの評価を判断します。ユーザーの疑問や知りたい情報を提供していて、他サイトからの被リンクが集まるコンテンツを評価するのですが、Googleがどのようなコンテンツを好むのか理解していると、より質の高いコンテンツを作成することができます。
5.1. 検索エンジンの主なアルゴリズム
検索エンジンの重要なアルゴリズムの導入・変更は、Googleから公式に発表されることがあります。公にされた情報は、コンテンツの評価に大きく関わる場合が多いので、自身のコンテンツの質を高めるためにも抑えておきたいポイントとなります。
5.1.1. MFI(Mobile First Index)
Mobile First Indexは、スマートフォンユーザーの増加により、WEBサイトの評価対象をPCページではなくモバイルページを優先する仕組みです。
MFI導入以前の検索エンジンはPCページを評価基準として検索順位を決めていましたが、MFI導入により評価対象がモバイルページになりました。
2018年3月にMFIに移行するとGoogleが発表され、この時の内容は、MFIの対象サイトは、検索結果の順位に影響がないサイトのみ、とされていました。しかし、2020年7月の発表によると、2021年3月からインターネット上全てのWEBサイトにMFIが適用されると言われています。
現在、多くのユーザーはスマートフォンでWEBサイトを閲覧します。WEBサイトをスマートフォンの画面に合わせてわかりやすく映るようにする、ページの表示速度を速めるなど、スマートフォンユーザーに合わせた取り組みを行うことで、検索順位に良い影響を与えます。
5.1.2. QDF(Query Deserves Freshness)
Query Deserves Freshnessは日本語に合わせると「新鮮な検索結果」です。時事ネタなど話題性のある情報やニュースなどを検索結果の上位に表示させるアルゴリズムです。
最新情報や話題となっているコンテンツは、ユーザーにとって有益なものであると判断して上位表示されますが、これは旬な情報だと検索エンジンが判断しなくなれば、一定期間を過ぎると順位が落ちます。
QDFは、特定のキーワードの検索ボリュームと出現率が急激に増えると働き、検索エンジンが旬なキーワードとコンテンツを認識します。これにより、特定のキーワードが含まれているコンテンツが上位表示されやすくなります。
検索エンジンは主に、ニュースサイト・ブログ・検索キーワードから情報を収集します。旬な情報をいち早く発信することで、WEBサイトのアクセス数増加に繋げることができます。
5.1.3. QDD(Query Deserves Diversity)
Query Deserves Diversityは「多様性のある検索結果」で、特定のキーワードを検索した時に、同じような内容のWEBページを複数表示するのではなく、異なる内容のWEBページを検索結果に表示させる仕組みです。
ユーザーが特定のキーワードを検索した時の意図を重視するアルゴリズムで、例えば「ボール」と検索すると、調理用のボール、野球のボール、ボール紙についてのWEBページが検索結果として表示されます。
このように、現在のアルゴリズムでは、「ボール」だけでは、ユーザーがどのような情報を求めているか判断することができません。従って様々な情報のWEBページをバランスよく表示させることで、ユーザーの検索意図に対応しようとします。
多様性のある検索結果が採用されていることから、「上位表示されているWEBページを真似てコンテンツを作成するだけでは上位表示は難しい」ということがわかります。上位表示されているページを参考にすることでより詳しいコンテンツ作成ができますが、それだけでは、検索エンジンに評価されるかわかりません。
検索結果に多様性を求めている検索エンジンに評価されるために、他のWEBページには無いユニークで役に立つコンテンツを作成することで上位表示する可能性が高まります。
5.2. 過去の主なアルゴリズムアップデート
検索アルゴリズムは、検索されるキーワードに対して、本質的な検索結果を返せるように、日々仕組みをアップデートしています。コンテンツの信頼性・キーワードとの関連性などに基づき、検索順位を決めるプログラムで、仕組みは公表されていないこともありますが、これまでに行われたアップデートなどから、検索エンジンはどのようなコンテンツを評価するかを考えることができます。
5.2.1. ベニスアップデート
ベニスアップデートとは、ユーザーの位置情報が検索結果に反映されるアルゴリズムで2015年1月に導入されました。「病院」や「飲食店」など地域性が重要なキーワードは、地域名が含まれていなくても、ユーザーの現在地に基づき、検索結果が調整されます。地域の検索結果で上位表示を目指すローカルSEO対策の場合、ベニスアップデートは重要なポイントとなります。
先ほどキーワードに地域名を含まれていなくても、検索した位置情報で検索結果が調整されると言いましたが、検索エンジンにキーワードとユーザーの位置情報に対して、WEBサイトやコンテンツがキーワードと地域に関連していることをしっかりと伝えることができれば、上位表示に良い影響を与えることができます。
地域情報を含むコンテンツの場合は、タイトルタグや見出しタグに積極的に地域名を入れるSEO対策が有効です。
5.2.2. パンダアップデート
パンダアップデートは、低品質なWEBページの検索順位を下げて、質の良いWEBページの順位を高めるアルゴリズムで、2011年2月から現在でも定期的に更新されています。
このアップデートが反映されていなかった以前の検索結果には、ユーザーにとって役に立たない低品質なコンテンツが並び、オリジナルでない複製されたコンテンツであっても上位表示されていました。ユーザーの利便性を向上させるためにパンダアップデートが行われ、複製されたコンテンツなど低品質なWEBページは順位が下落し、検索結果に表示されなくなりました。
パンダアップデートは、検索エンジンが質の良いコンテンツを正確に評価するためのアルゴリズムのアップデートです。ユーザーの役に立つオリジナルで質の高いコンテンツを発信することで上位表示を目指しましょう。
5.2.3. ペンギンアップデート
ペンギンアップデートは、2012年4月に実施されたアップデートで、Googleのガイドラインに違反しているWEBサイトを取り締まるためのアルゴリズムです。
実施されるまでは、隠しテキストや隠しリンクを設置するといったスパム行為や人工的に被リンクを大量に設置するといったブラックハットSEOを行うWEBサイトが、検索上位に表示されており、検索サービスの質は低いものでした。
ペンギンアップデートが行われたことにより、ブラックハットSEOを行っているWEBサイトは、検索順位が下がる、または検索結果に表示されなくなりました。パンダアップデートと似ていますが、コンテンツの質を評価するパンダアップデートに対して、ペンギンアップデートはホワイトハットSEOを行っているWEBサイトを評価します。
検索エンジンを騙すようなガイドラインに違反する過度なSEO対策を行っていると検索順位に悪い影響を与えます。高品質なコンテンツ作りを心がけ、検索エンジンが正しくWEBページの情報を読み取れるようクロールの最適化、インデックスの最適化など、正しくコンテンツが評価されるための施策が必要となります。
5.2.4. クオリティアップデート
クオリティアップデートは、2015年に実施されました。パンダアップデートと内容が同じで、質の良いコンテンツを検索上位に表示するアルゴリズムですが、適用される範囲が違います。
ユーザビリティの低いWEBページ・低品質なコンテンツ(オリジナルではなく複製・広告・リンクを多数設置しているもの)を発信しているWEBサイトが対象のパンダアップデートに対して、クオリティアップデートは、アルゴリズム全体を対象としたアップデートであるとgoogleが発表しています。
このアップデートが適用されたことで、より質の高いコンテンツを発信しているWEBサイトを検索エンジンが評価し、検索順位にも良い影響を与えることが多くなったと言えます。
広告やリンクが大量に設置されているコンテンツや、複製されたコンテンツを多く発信しているようなWEBサイトは質が悪いと判断される恐れがあるので、もし心当たりがある場合は、ユーザーが役立つコンテンツを提供できるように改善が必要です。
5.2.5. 健康アップデート
健康アップデートとは、2017年12月に実施された日本国内で適応されたアップデートで、「YMYL(Your Money or Your life)関連のキーワード」が対象になります。具体的には、お金や生活に関わるキーワードに関連するコンテンツが影響を受けるとされており、健康アップデートが実施される以前は、信頼性や信憑性がなくても、文章量のみで上位表示されているコンテンツが大量に存在しました。
上位表示されるコンテンツは、アフィリエイトコンテンツや事実と異なる情報、専門的・医学的根拠のない情報が掲載されたコンテンツが多く、ユーザーにとって役立つ情報を提供するために行われたと考えられます。ユーザーに正しい情報を届けるために行われた健康アップデートの影響で、YMYL関連のコンテンツは公的・専門機関が運営しているWEBサイト以外、検索順位は大幅に下がりました。
もし、医療や金融などに関連するコンテンツを発信する、またはWEBサイトを運営する場合は、信頼できる情報をユーザーに届けるために、コンテンツ内に公的機関のデータを裏付けとして外部リンク設置する他、難しい内容を誰にでも理解できる言葉で紹介するといった施策を行うことで、質の良いコンテンツとしてユーザーと検索エンジンに評価してもらう可能性を高めることができます。
5.3. Googleが最重要視する3つの評価基準
Googleの検索エンジンが、WEBサイトを評価する基準として「E-A-T」が存在します。Googleがコンテンツを高く評価する大切な基準である3つの言葉の頭文字をとったものです。
検索評価に大きく関わる重要な要素なので、SEO対策を行う上で意識する必要があります。上記で説明している高品質なコンテンツを作成した上で、「E-A-T」の評価基準を満たすと、上位表示される可能性が高まります。
5.3.1. Expertise 専門性
専門性は、WEBサイト・コンテンツが特定の分野において専門的な情報を提供しているのかを評価します。具体例などが用いられ専門知識を生かしたコンテンツであると検索エンジンに認識された場合、信頼性が高いと評価を得ることができます。そのためにも、コンテンツを作成する際は「特定のテーマに絞る」必要があります。
例えると、「食事」ではなく「ランチ」の中でも「イタリアン」といったようにテーマを深掘りするイメージです。専門分野に特化すると、ユーザーが求める情報を素早く、的確に届けることができるので、専門性は非常に重要な要素です。
このコンテンツは特定のキーワードに特化しているとユーザー・検索エンジンに伝えるためにタイトルタグやディスクリプションタグには必ず、キーワードを含むようにしましょう。
もし、コンテンツ内容が特定のテーマではなく、様々なテーマについて書かれている場合は、いくつかのコンテンツに分けて発信するのも一つの手法です。
5.3.2. Authoritativeness 権威性
権威性とは、ユーザーや検索エンジンから信頼できるWEBサイトだと認識されているかを測る指標です。WEBサイトの被リンクの数・質から検索エンジンが判断すると言われています。それ以外にも、「誰が発信しているのか」が重要視されており、例えば個人のブログで発信される風邪の予防や治療についてのコンテンツより、医療機関が発信する同じような内容のコンテンツの方が信頼における情報だとして評価が集まります。
権威性を高めるためには、WEBサイトの運営者やコンテンツの作成者の名前を明記する方法が有効です。また、検索エンジンはWEBサイトがインターネット上で、どのように受け取られているかを確認しているので、サイテーションサイトに自サイト情報を登録することで、検索エンジンにWEBサイトの情報を伝えることができます。
さらに、権威性の高い誰もが知っている大手サイトに評価してもらい被リンクを設置してもらう方法もあります。積極的にSNSなどで情報を発信して認知度を高めることで被リンクを設置してもらえる確率を高めましょう。
5.3.3.Trustworthiness 信頼性
信頼性は、ユーザーにとって、信頼できるWEBサイト・コンテンツかどうかという観点です。Googleの検索エンジンは誰が言っているのかわからない不明確なコンテンツは良い評価をしません。発信者の身元がはっきりしている場合や、実体験に基づく内容である場合は、信頼性が高いとされコンテンツの質も良いと判断されます。
権威性と同じく、発信者の名前を明記することはもちろん、住所やお問いわせ先など、さらに詳しい情報を記述することで信頼性を高めることができます。その他にも、WEBサイトを運営する上で大切にしているポリシーを公開する、専門性の高い他サイトのコンテンツを引用することで、自身のコンテンツは評価されます。
WEBサイトを訪れてコンテンツを閲覧するユーザーに対して「誰が書いたものか」を伝えることは、ユーザーの不安を軽減させて、信用できる情報だと理解してもらうためにもとても重要です。
5.3.4. EATとSEOの関係
上記で説明した3つの要素は、直接的な検索順位の要因ではないとされていますが、高品質なコンテンツの特徴です。EATは、Googleが定めるユーザーファーストの概念であり、これらのコンテンツを高く評価する傾向にあります。コンテンツを作成する上で、キーワードとの関連性や文章量、被リンクの数も大切ですが、EATを満たしているのかを考えることは、SEO対策を行う上でとても重要となります。
低品質なコンテンツやWEBサイトでブラックハットSEOや小手先のSEO対策を行うのではなく、ユーザー目線の有益なコンテンツ作りを行うことは、時間と手間がかかりますが、検索上位にランクインする1番の近道と言えるでしょう。
5.4. どんなサイトが評価されるのか考えよう
アップデートやアルゴリズム、評価基準について紹介してきましたが、どのようなサイトが評価されるかは難しく考えず、ユーザーにとって有益なコンテンツを扱うことに集中すれば、検索エンジンは評価します。
運営者が明記されているWEBサイトで、信頼できる情報を含み、読みやすい形式で記述されたコンテンツを発信していれば、ユーザーはきっと高く評価するでしょう。検索するユーザーが満足するコンテンツを提供していると、SNSやWEBサイトでシェアされることとなり、集客にも繋がります。さらに、被リンクを獲得するチャンスにもなります。
コンテンツは一度発信して終わりではありません。「どうすればユーザーのためになるのか」「こういう風にコンテンツを作成すればわかりやすいかも」と常に考えて、リライトを繰り返すことで品質が高まります。検索エンジンから高く評価されるためには、何度も繰り返し見直し、更新することが重要となります。
6. 検索エンジンにサイトを認識させるための方
検索結果にWEBサイトを表示(インデックス)させるには、検索エンジンにWEBサイトを認識してもらう必要があります。せっかくWEBサイトを立ち上げたとしても、認識されない場合があります。その時は、検索エンジンのロボットであるクローラーにWEBサイトを訪れてもらい、存在を知ってもらうことで検索結果に表示されます。
6.1. サイトがインデックスされているか確認する方法
WEBサイトが検索結果に表示(インデックス)されているか確認は検索画面からできます。シークレットモード(ユーザーの閲覧履歴や趣味が反映されないモード)の検索エンジンで、「site:サイトのURL」で検索すると確認できます。検索結果にWEBサイトが表示されれば、検索エンジンに認識されていると判断できます。
さらにキャッシュを確認すれば、クローラーがいつWEBサイトを訪れたのかも確認でき、現在検索結果に表示されているWEBページの情報もわかるので、もし古い情報が公開されている場合は、検索エンジンに最新情報を伝える必要があります。
6.2. サイトが中々インデックスされない場合
WEBサイトを立ち上げて間もない場合は、なかなか検索結果に表示されないことがあります。そのため、こちらから検索表示(インデックス)させるために、検索エンジンに働きかける必要があります。主に以下の3種類の方法があり、どれも個人できるので、できるだけ早く検索表示させたい場合は試してみてください。
6.2.1. Sitemap.xmlを作成する
サイトマップとは、WEBサイト全体のページ後世を記述しているもので、ユーザーと検索エンジン両方にサイト内容をわかりやすく伝える役割があります。「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類あり、「HTMLサイトマップ」は、ユーザーに対してサイト内にどのようなページがあるのか伝えます。
各ページのリンクが貼られているサイト内のリンク集のような形で、閲覧したいコンテンツがどこにあるのか人目でわかり、迷子になることもないので、サイトマップがあるWEBサイトはユーザビリティが高いサイトといえます。
「XMLサイトマップ」は、クローラーが巡回する優先度・更新日・更新頻度など各ページの情報が記述されており、検索エンジンにサイト内にどのようなページがあるのか伝えます。「XMLサイトマップ」があることによって、新しくページを作成・更新した場合に、素早く検索エンジンに伝えることができます。
「HTMLサイトマップ」は、自動的に生成するツールはないので、他のWEBページと同様にリンク集として作成する必要があります。「XMLサイトマップ」を作成するには、オンラインのサイトマップ自動生成ツール「sitemap.xml Editor(http://www.sitemapxml.jp/)」を使います。
<作成手順>1)sitemap.xml Editorにアクセスします
2)「PCサイトマップ(sitemap.xml)を作成の」の記述欄に自サイトURLを入力します
3)サイトマップ作成をクリックします
4)作成したサイトマップを自サイトのrootディレクトリにアップロードします
5)Google Search Consoleからサイトマップを登録・更新します
ワードプレスでWEBサイトを運営されている場合は、
1)プラグイン「Google XML Sitemaps」をインストールして有効化します
2)プラグインでサイトマップを作成します
3)Google Search Consoleからサイトマップを登録・更新します
新しくWEBページを公開・更新した場合は、サイトマップも更新して検索エンジンに素早く情報を伝えることがSEO対策としてとても重要です。
6.2.2. サーチコンソールからインデックスをリクエストする
新しくページを公開・更新した場合、Google Serach Consoleからインデックスをリクエストすることができます。1ページごとに検索エンジンに情報を伝えるためのリクエストが行えることが特徴です。
ページを公開・更新する際は、セットでインデックスをリクエストする、と覚えておくとSEO的に効果が見込めます。GoogleSerachConsoleは、インデックスリクエスト以外にも、コンテンツ作成等で非常に役立ちます。SEO対策を行うのであれば、必ずGoogle Serach Consoleに登録しましょう。
<リクエスト手順>1)GoogleSerachConsoleにログインします
2)トップページ中央上部の「「サイト名/」内のすべてのURL」欄に、インデックスをリクエストするページのURLを入力します
3)検索エンジンがページ情報を読み込むのを待ち、「インデックス登録をリクエスト」をクリックします
6.2.3. RSSフィードを配信する
RSSフィードとは、最近内容が変更されたページのURLを検索エンジンに伝える役割があります。直接的にSEO対策の効果はないとされていますが、検索エンジンが素早くWEBページを認識するために重要です。RSSフィードもサイトマップと同様、作成してGoogleSerachConsoleに登録しておくことで、検索エンジンに変更内容をわかりやすく伝えることができます。
<配信・登録手順>1)https://berss.com/feed/Find.aspx にアクセスします
2)入力欄に自サイトのURLを入力します
3)RSSフィードのURLが作成されます
4)GoogleSerachConsoleからURL登録します
クローラーが訪れる頻度が高まれば、インデックスがされやすくなります。直近に更新したSNSページの情報のみ検索エンジンに伝えることができるので、ぜひRSSフィードも登録してください。
6.2.4. robots.txtを用いる
robots.txtは、内部対策の一つであり、適切に設定すればSEO対策に効果的です。役割としては「サイト内の指定したページへ検索エンジンのクローラーが訪れないように命令できる」というものです。
質の悪いコンテンツ(画像のみで中身のないコンテンツ、広告ばかりのコンテンツなど)が検索結果に上がっていると、検索エンジンは「ユーザーにとって価値がないコンテンツを配信している」と認識して検索順位に悪い影響を与える恐れがあります。
そういった場合は、robots.txtを用いることで、質の悪いコンテンツを検索エンジンに伝えないようにすることができるので、クローラーのアクセスを制御したいページやディレクトリ、ファイルなど存在する場合は利用してみると良いでしょう。
関連記事:Googleでのクロール確認方法とインデックスさせるやり方
7. SEOを行う上で欠かせないツール
SEO対策を行う上で役に立つツールは数多く存在します。コンテンツ作成の際のキーワード選定からインデックスのサポート、WEBサイトがどのようにユーザー・検索エンジンに認識されているかまで、ツールを利用することで確認・分析を行えます。
いくつもあるツールの中でも欠かせない、無料で利用できるツールを紹介しますので、ぜひ活用して下さい。施策状況を把握することで、時間と手間を抑えて効率よくSEO対策しましょう。
7.1. Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleが無料で提供するツールで、自身が運営するWEBサイトが検索エンジンからどのように認識されているか把握することができます。
どのようなコンテンツが何のキーワードでアクセスされているか、また検索順位に関わるWEBサイトの問題を発見して修正することも可能なので、WEBサイトを最適化するのに役立ちます。
さらに、検索エンジンに最新情報を伝えるためにクローラーが自サイトを訪れるようリクエスト申請を行う、WEBサイト内を正しく認識してもらえるようサイトマップを登録することができます。
また、自サイトのSEO最適化以外にも、他サイトで質の低い被リンクが設置されてしまった場合は、否認することができます。WEBサイトを運営するには、定期的にサーチコンソールで自サイトの状況を把握しましょう。
7.2.Google Analytics
Google AnalyticsもGoogleが無料で提供しているツールで、WEBサイトのアクセス解析のためのツールです。地域・年齢・性別ごとにWEBサイトを訪れるユーザーを把握できるので、どのようにしてWEBサイトにたどり着いたのか確認できます。
リアルタイムで閲覧しているユーザーの状況が把握でき、コンバージョンの目標を設定してどれだけ成果があるかを計測できるので、サイト運営のモチベーションを高められます。
WEBサイトを訪れるユーザー属性、アクセスが集まっているコンテンツが把握できるので、コンテンツをアップデートする際に役立ちます。GoogleAnalyticsはSEOの内部施策を行う上で欠かせないツールとなります。
7.3. キーワードプランナー
キーワード選定を行うための調査ツールは複数ありますが、キーワードプランナーはその中でも最も知名度が高く活用されているツールです。
Googleがインターネット上に広告を出稿する際にキーワードを選定するために用意されたツールですが、一般的に公開されており誰でも無料で利用できます。キーワードの検索ボリュームや競合サイトの多さや月間のキーワードボリュームの推移を確認することが出来るので、コンテンツ作成に非常に役に立ちます。
指定するキーワードに関連するキーワードまで調べることが出来るので、よりユーザーの検索意図に沿った「複数キーワード」に関する質の良いコンテンツが作成できます。
なるべく競合が少なく、検索ボリュームが多いキーワードでコンテンツを発信することで、WEBサイトのアクセス数を増やし、集客・コンバージョンにつなげることができます。
8. SEOをやっても中々結果に結びつかない理由
SEO対策を行っても思うように結果が出ない場合があります。その要因を特定する方法はいくつもありますが、SEOの豊富な知識と経験がなければ難しいです。
自身では正しくホワイトハットなSEO対策をしているつもりでも、思わぬ抜け落としがある等、見当違いの方法に時間と手間をかけているケースが多く存在します。
効率的に検索順位を高めたい場合は1つひとつ自身でSEO施策を試し、トライアンドエラーを繰り返す方法もありますが、SEO業者に依頼することも手段の1つとしておすすめです。
8.1. キーワード選定が悪い
SEO対策の戦略部分を大きく担うキーワード選定は、コンテンツ作成を行う上で最重要といっても過言ではありません。キーワード選定の過程をおろそかにすれば、何十時間もかけて数万文字のコンテンツを作成しようが、上位表示されない可能性が高くなります。
キーワード選定を行う上で、キーワードの検索ボリュームや競合との比較は重要ですが、どのように比較してよいのか理解していないと、いつまでも結果は出ません。その点、SEO業者は、依頼者のニーズに応えるキーワード選定をするノウハウがあるので、上位化するキーワードを的確に選定することが可能です。
関連記事:SEO対策者必見!キーワード選定の超重要ポイントを手順に沿って解説!
8.2. ページ量やコンテンツ数が乏しい
ページ量やコンテンツ数が乏しいと、魅力的な情報を発信していたとしても上位化は難しくなります。競合サイトのページ数やコンテンツ数に合わせ、自サイトを更新する必要があります。
その際に、SEOを理解していないと、キーワードと関連性が低いコンテンツを発信するなど、SEO的に効果が薄い施策を行ってしまう可能性が高まります。
SEO業者は、競合とお客様のサイトを比較し、どのくらいのページ数・コンテンツ数が必要で、どのような情報を含むべきといったように、検索エンジンが高く評価するための施策を提案することができます。
8.3. コンテンツ内容が他サイトと同一
上位化を目指す上で、上位表示されているサイトを参考にしてコンテンツを作成する方法は理にかなっていますが、同じような内容を発信しても検索エンジンは評価しません。
中には、コンテンツ作成が面倒なので他サイトのコンテンツをそのまま複製されているWEBサイトがいくつも存在します。このようなサイトは検索順位が上がることは望めませんし、最悪の場合は検索表示されなくなります。
魅力的で質の高いコンテンツを作れる自信がない、時間がないという場合は、お客様に代わりSEO業者がコンテンツ作成のサポートをします。
8.4. 外部評価が乏しい
自サイトの質がいくら良くても、ユーザーや検索エンジンから評価されなければ検索順位は上がりません。SEO業者は質の良いWEBサイトを数多く管理しているので、立ち上げたばかりで信頼性の低いサイトの被リンクを設置することが可能です。
十分な知識もなく外部施策を行えば、検索エンジンからペナルティを受けるリスクが高まりますが、SEO業者はガイドラインをしっかりと把握しているのでそのような心配はありません。
外部評価を個人で高めようとすれば、かなり時間がかかりますが、SEO業者に依頼すればその時間が大幅に削減できます。
9. SEO業者への依頼について
SEO業者に依頼すると内部対策も外部対策も任せることができます。個人的にインターネットや参考書から情報を得て、SEO対策を行うことは可能ですが、SEOの全体像が見えない状態では、効果を出すことが難しいです。
その場合は、費用がかかりますが効果的なSEO対策を業者に依頼することをおすすめします。検索エンジンのアルゴリズムに基づいて考察した最適なSEO対策を行ってもらえるので、調べる手間と時間を抑えることができます。
9.1. SEO業者へ任せるメリット
最短で検索順位を高めて上位化させたい場合は、SEO業者に依頼しましょう。SEOの知識がなくとも、業者の指示通り対策を行うことができるので、依頼側の負担はほとんどありません。無駄な工数をかけることなく、既存のWEBサイト・コンテンツを最適化してスピーディーに上位化を目指せます。
9.1.1. 知識が0でも結果へ結びつく
依頼者にSEOの知識がなくとも、自身のWEBサイトを上位化させることができます。SEOには内部対策と外部対策が存在し、それぞれSEO業者が行いますが、内部対策については依頼者のサイトを確認して、コンテンツのタイトルタグやディスクリプションタグ、見出し、内容の修正を提案してもらえます。
SEO業者が直接内部対策を行う場合もありますが、この提案を指示書のかたちで受け取り、自身で内部対策を行うパターンも多いです。指示書には、施策方法や理由も明記されているので、知識が0でも問題なく行えます。
この内部対策とは別に、SEO業者は依頼者が所有している上位化させたいWEBサイトの被リンクを集める外部対策を行います。内部対策のみでは、検索順位を大幅に上げることが難しいですが、外部対策の効果を最大限に高めるために必要な対策です。
知識が0でもSEO対策はできるのですが、SEO業者に全てを丸投げして検索順位を高めることは難しいので、SEO業者からSEO対策の提案を受け取った場合は、できる限り対策を行うことで上位化の可能性が高まります。
9.1.2. よりスピーディーな上位化を目指せる
SEO業者は、依頼者のWEBサイトを確認して上位表示させるための最適な施策を提案します。内部対策は、提案通りにWEBサイトを改善することでスピーディーに上位化を目指せます。依頼を受けてから出来るだけ早く上位化を目指すため、可能な限り素早く対策を行い、検索順位を高めます。
短期間でSEO対策の効果を最大限に発揮したい場合は、SEO業者に依頼することをおすすめします。
9.2. SEO業者へ依頼する際の注意事項
SEO業者は星の数ほどいますが、良い成果を出すかどうかは依頼する業者によって異なります。何も知らずにSEO業者を選ぶと費用を支払ったのに結果が出ず、泣き寝入りになってしまうこともあります。
SEO業者に依頼する際は、できる限りSEOについての質問をして「自分はある程度SEOの知識がある」とアピールすることが大事です。正しいSEO知識があり、対策を行っている業者を選択して仕事を依頼しましょう。
また、SEO対策を依頼する場合は、依頼者の協力も必要となります。SEO業者が修正を提案した場合は、出来る範囲で提案内容を所有するサイトで行うことで、早く上位化する可能性を高められます。
9.2.1. 膨大な費用を請求されるコンサルSEO
SEO業者の費用・料金の相場は業者によって様々で、大きく分けると、月額固定費用型・一括払い型・成功報酬型の3つがあります。
コンテンツ作成・SEO効果の高いWEBサイトの立ち上げなど、対策内容と目的によって工数がかかるほど費用は高まり、多ければ100万円以上の費用がかかることもあります。
依頼者の必要ない施策まで提案してきて、膨大な費用を請求する悪質なSEO業者も存在します。仕事を依頼する場合は、自身の目的をしっかりと伝えて、必要ない費用を支払わないことが大切です。
9.2.2. リース契約を促すSEO会社
本来ホームページは無形であり、リース契約はできませんが、更新ソフトCDやパソコン、SEO(検索エンジン対策)サービスに5年間のリースをかける形で「初期費用無料のホームページ」を販売する業者があります。SEO対策のリース契約とはどのようなものなのかというと、長期契約で「簡単にキーワード選定できるソフトなど役立つツール」をリース提供するというものです。
契約当初は、SEO対策に有効だったとしても時間が経つごとにアルゴリズムがアップデートされて効果がなくなることがあります。時代に合わせたツールを提供して欲しいと業者に伝えれば、大多数の場合は有料となり、高い金額を請求されます。検索エンジンのアルゴリズムの変動に合わせたSEO対策を行いたい場合は、リース契約をしない方が良いでしょう。
10. まとめ
インターネット上で、集客やコンバージョンの数を増やすには、SEO対策が必要不可欠です。SEO対策について全体像と方法をご紹介しましたが、個人で行う場合はその施策が正しいのか不明確で、結果が出るとしても時間がかかる場合がほとんどです。
最速で検索結果に上位表示させたい場合は、SEO業者に依頼することで、時間と手間を抑えて効率的に施策を行えます。クロスウォークのSEO対策は成果報酬型です。上位表示されない場合は費用が発生しません。少しでもSEO対策に興味を持たれたならお気軽にご連絡ください。